iPhoneはもともと録音ができ、iOS 18からはボイスメモを無料で文字起こしできます。ですから録音アプリには、それ以上の理由が必要です。誰が何を話したかがわかること、1時間の会議を次の行動につながるメモにしてくれること、あるいは使いやすい形式でテキストをiPhoneの外へ出せることです。
よく名前の挙がる録音アプリを、こうした点と、録音がどこへ行くかで比較しました。
ThinkScribeは私たちが作っているアプリなので、このリストに含め、1位にしています。ほかのアプリは、各社のWebサイト、Appleのサポートページ、App Storeの掲載情報をもとに説明しており、2026年9月30日に確認しました。
結論
- 総合ベスト: ThinkScribe。 話者名付きのオンデバイス文字起こし、ライブテキスト、質問できるAIノート、本格的な書き出し、Apple Watchでの録音。
- 無料で最初から入っている: 「ボイスメモ」(と「メモ」)。
- チーム向けのクラウド型議事録ツール: Otter。
- 多言語に対応したクラウド文字起こし: Notta。
- シンプルな買い切りレコーダー: Just Press Record。
比較の方法
| アプリ | iPhone上で文字起こし | アカウント不要 | ライブ文字起こし | 話者ラベル | AIノートと質問 | 文字起こしをファイルで書き出し | Apple Watch |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ThinkScribe | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ 記憶 | ✓ | ✓ PDF、SRT、Markdownなど | ✓ |
| ボイスメモ | ✓ | ✓ | ✓ | 記載なし | Apple Intelligence対応iPhoneで要約 | ✕ コピーのみ | 録音可、Watchでは文字起こしなし |
| Otter | ✕ クラウド | ✕ | ✓ | ✓ 記憶 | ✓ クラウド | ✓ | ✕ |
| Notta | ✕ クラウド | ✕ | ✓ | ✓ | ✓ クラウド | ✓ | ✓ |
| Just Press Record | 言語による | ✓ | 記載なし | ✕ | ✕ | テキストの共有のみ、形式なし | ✓ |
1. ThinkScribe: 総合ベスト
ThinkScribeは、iPhoneとiPadで会議、講義、インタビュー、音声メモを録音し、デバイス上でテキストにします。アカウントはなく、録音や文字起こしが私たちに送信されることはありません。
- ライブテキスト。 話すそばから言葉が表示され、別の言語へのライブ翻訳を追うこともできます(翻訳はAppleが提供)。
- 誰が何を話したか。 話者は自動で分けられ、一度名前を付ければ、以降の録音でもその声に名前が付きます。
- テキストだけでなくメモも。 要約、アクションアイテム、議事録、マインドマップに加え、録音について質問すると該当する行を正確に引用して答える「チャット」タブがあります。どの語をタップしても、そこから音声が再生されます。
- テキストを外へ。 TXT、SRT、VTT、JSON、Markdown、PDFで書き出したり、どのアプリにも共有したりできます。WhatsApp、Telegram、「ボイスメモ」から音声メモを読み込んで文字起こしすることもできます。
- 手首からも、Macでも。 Apple Watchで録音を始め、同じ購入のままMacですべてを読んだり検索したりできます。必要なら、ご自身のiCloudで同期されます。
こんな人におすすめ: 聞き直すだけでなく、次の行動につなげる必要がある会議、講義、インタビューを録音する人。
2. 「ボイスメモ」と「メモ」: 無料の基準
「ボイスメモ」は、iPhone 12以降で、10言語をiPhone上で無料で文字起こしします。ライブで文字起こしが表示され、すべてのメモを横断して検索できます。「メモ」でも録音と文字起こしができ、Apple Intelligence対応のiPhoneではどちらも要約できます。
Appleは通常の録音での話者ラベルについて説明しておらず、「ボイスメモ」では文字起こしをコピーできるだけで、ファイルとして書き出すことはできません。アクションアイテム、議事録、録音についての質問もありません。「メモ」では話者名付きで電話の通話を録音できますが、EUでは使えません。
こんな人におすすめ: 短い音声メモの文字起こしがさっと手に入れば十分な人。
3. Otter: クラウド型の議事録ツール
OtterはiPhoneとiPadで対面の会話を録音し、ライブで文字起こしを表示し、話者をラベル付けしてタグ付けした人を記憶し、Webワークスペースでメモを共有します。
文字起こしとAIはアカウントのもとでOtterのサーバーで処理され、プライバシーポリシーでは、個人を特定できないよう処理した録音でAIを学習させることが認められています。無料プランは1回の会話が30分までです。Apple Watchアプリはありません。
こんな人におすすめ: チームでOtterのWebワークスペースを使ってメモを共有している人。
4. Notta: 多言語に対応したクラウド文字起こし
Nottaは58言語の文字起こしと話者識別に対応し、Word、PDF、Excel、字幕で書き出せます。iPhone、iPad、Apple Watch、Android、Webで使えます。
クラウド専用でアカウントが必要で、無料プランでは1回の録音が3分までです。
こんな人におすすめ: ThinkScribeが対応していない言語が必要で、クラウドで問題ない人。
5. Just Press Record: シンプルなレコーダー
Just Press Recordは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch向けの買い切りの録音アプリです。すぐに録音を始められ、高音質の音声形式にも強いアプリです。文字起こしにはAppleの音声認識を使っており、開発元によると、言語やデバイスによっては音声がAppleのサーバーに送られる場合があります。
話者ラベルもAIによる要約もありません。
こんな人におすすめ: 手早く確実に録音でき、基本的な文字起こしがあれば十分な人。
どれを選ぶべき?
- 名前とメモが必要な会議、講義、インタビュー: ThinkScribe
- Apple Watchで録音し、Macで文字起こしを読みたい: ThinkScribe
- 短い音声メモだけ: 「ボイスメモ」
- チームが共有のクラウドワークスペースで仕事をしている: Otter
- ThinkScribeが対応する28言語以外の言語: Notta
ほかのアプリのファイルも含め、ThinkScribeでの手順はiPhoneで音声をテキストに文字起こしする方法(英語)で紹介しています。
ほかの比較記事: Mac向けオフライン文字起こしアプリのおすすめ、iPhone向け音声入力アプリと音声キーボードのおすすめ、ボットなしで使えるMac向けAI議事録アプリのおすすめ、Otter.aiの代替アプリのおすすめ。
よくある質問
iPhoneで一番おすすめの文字起こし付きボイスレコーダーは?
次の行動につなげる必要がある録音なら、ThinkScribeです。アカウントなしでiPhone上で文字起こしし、言葉をライブで表示し、話者ごとに名前を付け、質問できるメモを作り、実際に使えるファイル形式で書き出せます。短いメモなら、無料の「ボイスメモ」があります。
iPhoneの「ボイスメモ」は文字起こしできますか?
できます。iOS 18以降を搭載したiPhone 12以降で、10言語をデバイス上で文字起こしします。Appleは話者ラベルについて説明しておらず、文字起こしはコピーできますが、ファイルとして書き出すことはできません。
話者をラベル付けできるiPhoneの録音アプリは?
ThinkScribe、Otter、Nottaは話者をラベル付けします。ThinkScribeとOtterは、名前を付けた話者を以降の録音でも記憶します。ThinkScribeはそれをiPhone上で、Otterはクラウドで行います。
Apple Watchで録音して文字起こしできますか?
できます。Apple WatchのThinkScribeで録音を始めると、iPhoneに同期されてそこで文字起こしされます。方法はApple Watchでの録音(英語)で説明しています。
出典
2026年9月30日確認。

