Mac向けオフライン文字起こしアプリおすすめ6選【2026年】

ThinkScribe、MacWhisper、Superwhisper、Otter、Buzz、Apple純正アプリを、プライバシー、話者、会議の録音、AI、価格で比較します。

オフライン文字起こしアプリは、音声モデルをお使いのMac上で動かします。録音をテキストにするために、どこかへアップロードする必要はありません。Apple Silicon搭載のMacは十分に速いので、今ではほとんどの人にとってこちらの方が良い方法です。分単位の料金はかからず、アップロードを待つこともなく、飛行機の中でも使えます。

ただし、文字起こしの前後でできることはアプリによって大きく違います。ファイルの文字起こししかできないものもあります。誰が話したかをラベル付けするものはありますが、次の録音までその人を覚えているものはさらに少なく、ボットを送り込まずにZoomやTeamsの通話を録音できるものはごくわずかです。よく名前の挙がるアプリに、最もよく知られたクラウド型の選択肢としてOtterを加え、毎日使ううえで大事になる点で比較しました。

ThinkScribeは私たちが作っているアプリなので、このリストに含め、1位にしています。ほかのアプリはすべて、各社のWebサイト、ヘルプページ、App Storeの掲載情報をもとに説明しており、2026年9月30日に確認しました。価格や機能は変わることがあるので、購入前に各社のサイトでご確認ください。

結論

  • 総合ベスト: ThinkScribe。 設計からプライバシー重視で、話者を記憶し、ボットなしで通話を録音でき、AIノートとチャットを内蔵。1回の購入でMac、iPhone、iPad、Apple Watchに対応します。
  • エンジンを選び、自分のAIキーを使いたいパワーユーザーなら: MacWhisper。
  • 文字起こしより音声入力が中心なら: Superwhisper。
  • クラウドでも構わず、Webのワークスペースが欲しいなら: Otter。
  • 無料のオープンソースなら: Buzz。
  • Macに最初から入っていて無料: 「ボイスメモ」と「メモ」。

比較の方法

  1. プライバシーとオフライン。 音声はMac上で文字起こしされるか。接続なしで動くか。アカウントは必要か。
  2. 話者ラベル。 誰が何を話したかが文字起こしに表示されるか。
  3. 話者の記憶。 一度名前を付ければ、次の録音でもその人が認識されるか。
  4. ボットなしの会議録音。 ボットを参加させずに、Mac自体でZoom、Teams、FaceTimeの通話の相手側を録音できるか。
  5. ライブ文字起こし。 録音中に言葉が表示されるか。
  6. 設定不要のAI。 APIキーや別のモデル実行環境なしで、要約、アクションアイテム、録音についての質問ができるか。
  7. ほかのデバイスと価格。
アプリ プライバシーとオフライン 話者 ボットなしの通話録音 ライブ文字起こし 設定不要のAI 価格
ThinkScribe ✓ ✓ 名前を付けて記憶 ✓ ✓ ✓ 無料で試用可、年額$79.99または買い切り$199.99
MacWhisper ✓ Pro Pro ✓ ✕ 自分のAPIキー 無料、Proは買い切り約€64
Superwhisper 一部 Pro Pro Pro クラウドモデル 無料、年額$84.99または買い切り$249.99
Otter ✕ クラウド、アカウント ✓ 記憶、クラウド上 デスクトップアプリ ✓ クラウド 無料は月300分、年額$99.99
Buzz ✓ ファイルのみ ✕ 追加ドライバー ✓ ✕ プラグイン 無料
ボイスメモ ✓ ✕ ✕ ✓ 要約のみ 無料

1. ThinkScribe: 総合ベスト

Mac版ThinkScribe: 話者名付きの会議の文字起こしと、「文字起こし」「要約」「アクション項目」「チャット」「マインドマップ」タブ

ThinkScribeは、録音、文字起こし、音声入力、AIノートをひとつにまとめたMacアプリで、同じ購入でiPhone、iPad、Apple Watchにも対応します。文字起こしと話者ラベルは、Parakeet、Whisper、またはAppleの音声エンジンを使ってMac上で実行されます。ThinkScribeのアカウントはなく、録音や文字起こしが私たちに送信されることはありません。

ほかとの違い:

  • 話者をMac上で記憶。 「話者2」を一度「佐藤さん」にリネームすれば、以降の録音でも佐藤さんとして認識されます。ここに挙げたほかのアプリで、これをデバイス上で行うと明記しているものはありません。
  • ボットなしで会議を録音。 マイクと、Zoom、Teams、FaceTimeなどあらゆるアプリの通話音声を、エコーキャンセル付きで同時に録音できます。ボットが参加するのを誰かに見られることもありません。
  • ライブテキスト。 録音中に言葉が画面に表示され、停止してすぐに話者名付きの文字起こしが仕上がります。
  • 設定不要のAI。 要約、アクションアイテム、議事録、エグゼクティブブリーフ、マインドマップに加え、録音について質問すると該当する行を正確に引用して答える「チャット」タブがあります。動かすのは、一度ダウンロードすればMac上で動作するThinkScribe AI、またはお好みでApple Intelligenceです。APIキーは不要です。
  • 整えた文字起こしと原文の両方。 「文字起こし」タブは初期状態で読みやすく整えたテキストを表示します。「オリジナル」に切り替えると、すべての語がタイミング付きで表示され、どの語をクリックしてもそこから音声が再生されます。
  • どのアプリでも音声入力。 Option-Spaceを押して話すと、カーソルのある場所にテキストが入ります。
  • すべてのデバイスで。 Apple WatchやiPhoneで録音し、Macで文字起こしを読めます。同期は任意で、ご自身のiCloudを通じて行われます。

書き出し形式はTXT、SRT、VTT、JSON、Markdown、PDF、Wordで、Appleの「メモ」へ直接送ることもできます。macOS 26を搭載したApple Silicon Macが必要です。

価格: 無料でダウンロードでき、すべてのPro機能を無料で何回か使えます。その後は月額$9.99、年額$79.99(初年度は半額)、または買い切り$199.99の永久ライセンスで、すべてのAppleデバイスで使えます。

こんな人におすすめ: 会議、メモ、文字入力までこなすプライバシー重視の文字起こしを、複数のAppleデバイスで使いたい人。

2. MacWhisper: パワーユーザー向け

MacWhisperはMacで最もよく知られたWhisperアプリで、機能が豊富です。複数のローカルエンジン(Whisper、Parakeet、Qwen3-ASR)、任意で使えるクラウドエンジン、一括処理と監視フォルダ、字幕、コマンドラインに対応しています。無料版ではファイルを文字起こしし、TXT、SRT、VTTで書き出せます。

話者認識、会議の録音、より充実した書き出しにはProが必要です。Proは買い切りのライセンスで、公式サイトでの価格は約€64です。会議の録音とどのアプリへの音声入力も、直接ダウンロード版だけの機能です。App Store版は「Whisper Transcription」という名前で販売されており、Mac向けの機能が少なく、サブスクリプション制で、iPhoneとiPadで動くのはこちらです。AIによる要約やチャットには、クラウドプロバイダ用の自分のAPIキーか、Ollamaのように別途インストールするローカルのモデル実行環境が必要です。Apple Watchアプリはなく、デバイス間の同期もありません。

こんな人におすすめ: エンジンの調整が好きで、自分のAIプロバイダを使いたく、1台のMacで作業する人。

3. Superwhisper: 主に音声入力をする人に

Superwhisperは何よりもまず音声入力ツールで、Mac、Windows、iPhone、Androidで高速なAI書き換えが使えます。ローカルのWhisperモデルを使った音声入力は無料で無制限です。

ファイルの文字起こし、会議の録音、話者の分離、リアルタイムの文字起こしにはProが必要です(月額$8.49、年額$84.99、または買い切り$249.99)。ほとんどのAIモードはテキストをクラウドの言語モデルに送り、ドキュメントには話者の分離はクラウドの音声モデルで最もよく機能すると書かれています。iPadアプリはなく、デバイス間の同期もまだありません。

こんな人におすすめ: 主にAI書き換え付きの音声入力を使いたく、WindowsやAndroidも使う人。

4. Otter: クラウドで問題ない人に

Otterは最もよく知られたAI議事録ツールです。話者をラベル付けし、タグ付けした人を記憶し、ライブで文字起こしを表示し、チーム向けのWebワークスペースを備えています。ボットはZoom、Teams、Google Meetに参加でき、Macのデスクトップアプリならボットなしで録音できます。

オフラインアプリではありません。文字起こしとAIはOtterのサーバーで処理され、アカウントが必要です。Otterのプライバシーポリシーには、個人を特定できないよう処理した録音と文字起こしでAIを学習させると書かれています。無料プランは1回の会話が30分まで、月300分までです。Proは月額$16.99または年額$99.99で、買い切りの選択肢はありません。

こんな人におすすめ: チームで共有するWebワークスペースが欲しく、会議をアップロードしても構わない人。

5. Buzz: 無料のオープンソース

BuzzはMac、Windows、Linuxで使える無料のオープンソースアプリです。Whisperをベースに幅広いモデルから選べ、ファイルの話者識別やマイクからのライブ文字起こしに対応しています。

設定に慣れた人向けのデスクトップツールです。通話の音声を録音するにはBlackHoleのような仮想オーディオドライバーを別途入れる必要があり、書き出しはTXT、SRT、VTTのみ、AI機能は自分で設定するプラグインで提供され、iPhoneアプリはありません。

こんな人におすすめ: 無料でオープンソースのものが良く、設定の手間を気にしない人。

6. 「ボイスメモ」と「メモ」: 無料の基準

どのMacにも最初から「ボイスメモ」と「メモ」が入っており、どちらも今では録音中にライブで文字起こしを表示します。処理はデバイス上で、10言語に対応しています。Apple Intelligence対応のMacでは文字起こしを要約できます。

ただ、多くの用途ではここまでです。Appleは通常の録音での話者ラベルについて説明しておらず、「ボイスメモ」では文字起こしをコピーできてもファイルとして書き出すことはできません。どちらもZoomやTeamsの通話の相手側は録音できず、議事録、アクションアイテム、録音についての質問もありません。

こんな人におすすめ: 音声メモの文字起こしがさっと欲しいだけの人。

どれを選ぶべき?

  • 会議を録音して、すべての行に名前が付いた信頼できるメモが欲しく、何もアップロードしたくない: ThinkScribe
  • MacとiPhoneで、録音、メモ、音声入力をひとつのアプリで済ませたい: ThinkScribe
  • 1台のMacでエンジンを選び、自分のAIキーを使いたい: MacWhisper
  • 主に音声入力で、WindowsやAndroidでも使う: Superwhisper
  • チームでWebワークスペースにメモを共有し、クラウドで問題ない: Otter
  • 無料のオープンソースが良い: Buzz

録音が機密なら、選ぶアプリがデバイス上で文字起こしし、アカウント不要であることを確認してください。オンデバイスとクラウドの文字起こし(英語)で、2分でできる確認方法を説明しています。

ほかの比較記事: iPhone向け音声入力アプリと音声キーボードのおすすめ、ボットなしで使えるMac向けAI議事録アプリのおすすめ、iPhone向け文字起こし付きボイスレコーダーアプリのおすすめ、Otter.aiの代替アプリのおすすめ。

よくある質問

Mac向けで一番おすすめのオフライン文字起こしアプリは?

多くの人にはThinkScribeです。アカウントなしでMac上で文字起こしし、話者をラベル付けして記憶し、ボットなしで通話を録音でき、AIノートとチャットも設定不要で使えます。エンジンを選び、自分のAIキーを使いたいパワーユーザーにはMacWhisperが向いています。

Macで使える無料のオフライン文字起こしアプリはありますか?

あります。「ボイスメモ」と「メモ」はMac上で10言語を無料で文字起こしできますが、話者ラベルはありません。Buzzは無料のオープンソースです。ThinkScribeは無料でダウンロードでき、すべてのPro機能を無料で何回か使えます。

Macで使える、プライバシー重視のOtter代替アプリは?

ThinkScribeは、Otterが使われている用途(人を記憶する話者ラベル、ライブ文字起こし、要約、会議についての質問)をこなしながら、文字起こしはMac上で行います。アカウントはなく、私たちに何かがアップロードされることもありません。

ボットなしでZoomやTeamsを録音できるMacの文字起こしアプリは?

ThinkScribeはマイクと通話音声をMac自体で録音するので、ボットは参加しません。MacWhisper ProとSuperwhisper ProもMac上で通話を録音できます。Otterのデスクトップアプリはボットなしで録音できますが、文字起こしはクラウドで行われます。

Intel Macでもオフライン文字起こしは使えますか?

現在のアプリの多くはApple Siliconが必要で、ThinkScribeや新しいバージョンのBuzzも同様です。ローカルの音声モデルを日常的に使える速さで動かせるのは、Apple Siliconがあってこそです。

出典

2026年9月30日確認。