会議ボットとは、ZoomやTeams、Google Meetの通話に「Notetaker」といった名前で加わり、通話を録音する余分な参加者のことです。取引先は気づきますし、ボットをブロックしている会社もあります。そして録音は他社のサーバーに置かれることになります。ボットなしのアプリは、代わりにお使いのMacで通話を録音します。録るのは、自分のマイクと通話の音声です。
ただし、ボットがないことはプライバシーの半分にすぎません。ボットなしのアプリの多くは、文字起こしのために結局音声をアップロードします。よく知られたMac向けのボットなし会議アプリを、文字起こしがどこで作られるか、本当の話者名が付くか、AIがそれで何をするかで比較しました。
ThinkScribeは私たちが作っているアプリなので、このリストに含め、1位にしています。ほかのアプリは、各社のWebサイト、ヘルプページ、App Storeの掲載情報をもとに説明しており、2026年9月30日に確認しました。
結論
- 総合ベスト: ThinkScribe。 ボットなし、Mac上で文字起こし、アカウント不要で、本当の話者名を会議をまたいで記憶します。
- 人気のクラウド型メモ帳: Granola。
- ボットも使えるクラウド型の議事録ツール: OtterとFireflies。
- EUでホストされるクラウド: Jamie。
- 自分のAIキーを持ち込むいじり好きには: MacWhisper。
比較の方法
| アプリ | ボットなし | Mac上で文字起こし | アカウント不要 | 話者名 | 話者の記憶 | AIノートとチャット |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ThinkScribe | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ 内蔵 |
| Granola | ✓ | ✕ クラウド | ✕ | デスクトップでは「Me」と「Them」 | 記載なし | ✓ クラウド |
| Otter | デスクトップアプリ、またはボット | ✕ クラウド | ✕ | ✓ | ✓ | ✓ クラウド |
| Fireflies | デスクトップアプリ、またはボット | ✕ クラウド | ✕ | ボットモードのみ | 記載なし | ✓ クラウド |
| Jamie | ✓ | ✕ クラウド(EU) | ✕ | ✓ | ✓ | ✓ クラウド(EU) |
| MacWhisper | ✓ Proで | ✓ | ✓ | Proで | 記載なし | 自分のAPIキー |
1. ThinkScribe: 総合ベスト

ThinkScribeは、マイクと、Zoom、Teams、Google Meet、FaceTimeなどあらゆるアプリの通話音声を同時に録音します。エコーキャンセルが効くので、自分の声が二重になりません。ボットは誰にも見えません。文字起こしと話者ラベルはMac上で実行され、ThinkScribeのアカウントはなく、録音や文字起こしが私たちに送信されることはありません。
- すべての行に本当の名前を、次回も。 「話者2」を一度「佐藤さん」にリネームすれば、以降の会議でも佐藤さんとして認識されます。
- ライブテキスト。 会議の進行に合わせて言葉が表示され、停止してすぐに文字起こしが仕上がります。
- 質問できるメモ。 要約、アクションアイテム、議事録、エグゼクティブブリーフに加え、「ローンチについて何を決めた?」といった質問に、該当する行を正確に引用して答える「チャット」タブがあります。引用をクリックすると、その箇所から音声が再生されます。動かすのはMac上のThinkScribe AI、またはお好みでApple Intelligenceです。
- どこでも使える。 同じ購入でiPhone、iPad、Apple Watchにも対応するので、対面の会議も同じように扱えます。同期をオンにすれば、ご自身のiCloudを通じて同期されます。
- どこへでも書き出し。 Word、PDF、Markdown、字幕、またはAppleの「メモ」へ直接。
こんな人におすすめ: 会議の内容が機密である人、または単に信頼できる名前と、Macに残るメモが欲しい人。
2. Granola: 人気のクラウド型メモ帳
Granolaは会議用のメモ帳です。通話中にざっくりとメモを取ると、AIが文字起こしを使って完全なメモに仕上げます。ボットなしでコンピュータの音声を取り込み、Mac、Windows、iPhone、Android、Apple Watchで動き、音声は保存しません。
文字起こしとAIはクラウドで行われ(セキュリティページにはDeepgram、AssemblyAI、OpenAI、Anthropicの名前が挙がっています)、アカウントが必要で、オプトアウトしない限り匿名化したデータで学習します。デスクトップでは文字起こしに一人ひとりの名前ではなく「Me」と「Them」が表示され、無料プランで保存される履歴は30日分です。
こんな人におすすめ: 自分でメモを書くのが好きでAIに補ってほしく、クラウドで問題ない人。
3. Otter: 最もよく知られた議事録ツール
Otterは話者をラベル付けし、タグ付けした人を記憶し、ライブで文字起こしを表示し、共有のWebワークスペースを備えています。NotetakerボットがZoom、Teams、Google Meetに参加し、Macのデスクトップアプリならボットなしで録音できます。
すべてがアカウントのもとでOtterのサーバー上で処理され、プライバシーポリシーには、個人を特定できないよう処理した録音と文字起こしでAIを学習させると書かれています。無料プランは1回の会話が30分までです。
こんな人におすすめ: チームで共有のクラウドワークスペースを使いたく、会議をアップロードしても構わない人。詳しくはThinkScribeとOtterの比較をご覧ください。
4. Fireflies: クラウドで使う営業チーム向け
Firefliesはビジネスチーム向けに作られており、豊富な連携機能とCRMとの同期を備えています。ボットを送ることも、デスクトップアプリやChrome拡張機能でボットなしに録音することもでき、初期設定ではユーザーのデータで学習しないとしています。
クラウド専用でアカウントが必要です。ボットなしのモードでは、文字起こしに名前ではなく「Speaker 1」「Speaker 2」と表示されます。
こんな人におすすめ: 会議のメモをCRMやチームのツールに送りたい人。
5. Jamie: クラウドだがEU内
JamieはMac、Windows、iPhoneでボットなしで録音し、ラベル付けした声を会議をまたいで記憶し、すべてをドイツでホストしています。文字起こしが終わると音声を削除し、会議の内容で学習しないとしています。
それでもアカウントが必要なクラウドサービスで、iPadアプリはなく、無料プランはメモが月10件まで、会議は30分までです。
こんな人におすすめ: クラウドサービスが必要で、EU内でのホストが条件の人。
6. MacWhisper: いじるのが好きな人向け
MacWhisperのPro版は、ZoomやTeamsなどのアプリから会議を録音してMac上で文字起こしでき、話者認識にも対応し、最新版ではライブの会議ビューも備えています。
会議の録音は直接ダウンロード版だけの機能で、話者認識はPro機能です。要約や質問には、クラウドAIプロバイダ用の自分のAPIキーか、自分でインストールするローカルのモデル実行環境が必要です。デバイス間の同期もApple Watchアプリもありません。
こんな人におすすめ: 1台のMacで自分なりの環境を組み立てたい人。
どれを選ぶべき?
- 機密性の高い会議、またはボットを嫌がる取引先: ThinkScribe
- MacとiPhoneで、どの会議でも信頼できる名前が欲しい: ThinkScribe
- 自分でメモを打つのが好きで、クラウドで問題ない: Granola
- チームで共有するWebワークスペース: Otter
- メモをCRMへ送りたい: Fireflies
- EUでホストされるクラウドサービス: Jamie
設定の手順はMacで会議を録音する方法(英語)でステップごとに説明しています。
ほかの比較記事: Mac向けオフライン文字起こしアプリのおすすめ、iPhone向け音声入力アプリと音声キーボードのおすすめ、iPhone向け文字起こし付きボイスレコーダーアプリのおすすめ、Otter.aiの代替アプリのおすすめ。
よくある質問
ボットを使わないMacの議事録アプリは?
ThinkScribe、Granola、Jamieはボットを一切送りません。OtterとFirefliesも、デスクトップアプリならボットなしで録音できます。このうち、音声をアップロードせずにMac上で文字起こしまで行うのはThinkScribeです。
相手にボットを見せずに、MacでZoomやTeamsの会議を録音できますか?
できます。ThinkScribeはマイクと通話音声をMac自体で録音するので、通話に参加者が増えることはありません。法律とマナーに従い、録音していることは相手に伝えてください。
プライバシー重視のGranola代替アプリは?
ThinkScribeはGranolaと同じくボットなしですが、アカウントなしでMac上で文字起こしし、話者ごとに名前を付けて記憶し、録音も残すのでどの行も再生できます。
ボットなしの会議アプリでも音声はアップロードされますか?
ほとんどはされます。Granola、Otter、Fireflies、Jamieは音声をクラウドの文字起こしサービスに送ります。ThinkScribeとMacWhisperはMac上で文字起こしします。確認方法はオンデバイスとクラウドの文字起こし(英語)で説明しています。
出典
2026年9月30日確認。